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山形座 瀧波 覚悟

今注目されている宿の一つである「山形座 瀧波」、株式会社自遊人・里山十帖の岩佐十良さんをクリエイティブディレクターに迎え全館リノベーション。平成29年に第二の創業を果たされました。

 

すべてが完璧というわけではないですが、久しぶりに「また来たい、定期的に通ってみたい」、そう思えるお宿となりました。

 

期待と不安

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山形座 瀧波さんのホームーページ上でも、第二の創業と記載されていますが、それは、厳しい状況を乗り越えての再出発の気持ちの現れだと思います。

 

時代の変化、状況の変化に適応できないと死んでいく、たとえどんなに歴史があっても、人が頑張っても、どうにもならずに歴史に幕を閉じるケースは多々あります。今回、私がお宿にお世話になって、直接感じたのは、「覚悟」のようなものでした。

 

クリエイティブディレクターをされている岩佐十良さんの里山十帖に以前お世話になったことがあるのですが、「また、来たい!」と思えるお宿にはなりませんでした。もちろん、素晴らしい点は多くあると思うのですが、わたくし個人的に気になる部分もあり、そのような評価をさせていただきました。

*あくまで個人の感想ですし、あれから数年たっているのでまた変わっている点もあると思います。最近でも多くメディアに掲載されておりますし、是非ご人身の目で判断されていただければと思います。

 

実は、そのような背景もあったので、山形座 瀧波さんには期待と不安の半々の気持ちでしたが、宿の「覚悟」が私の期待を大きく上回りました。

 

覚悟

実は、祖母の代から実家が飲食店をしており、良い時には複数店舗を展開するビジネスをしておりました。私も幼少の頃からお店をみており、中学生の頃からはバイトという名の手伝いを大学を卒業して就職するまで行っておりました。

 

両親には申し訳ないのですが、「継ぎたい」とは考えたことはないのですが、ただ、祖母の代から続く飲食店を誇りに感じていました。ですので、民事再生でお店を閉じないといけないと決まった時、本当に悲しく悔しかったですし、ビジネスの厳しさも学びました。そのような個人的な背景もあり、今回、たぶんちょっと違う視点で山形座 瀧波さんを見ていたと思います。

 

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実際、山形座 瀧波さんが復活するまでのストーリーは上記の記事で確認頂ければと思いますが、そうとうな葛藤を経て、「覚悟」が生まれ今の瀧波さんがあるのだと感じました。「覚悟」と勝手に感じた背景としては、社長や若旦那、スタッフのみなさんの笑顔や語りが心から自然さと力強さを感じる事ができたからです。

 

山形華傘踊りのあと女性のスタッフさんの語りや、山形屋について説明される男性スタッフの語り、そして料理長や、その料理を運ぶスタッフの皆さん一人ひとりに感じる事ができました。かっこいいなと素直に思いました。

 

料理が本当においしかった

料理長の大前さん、この人の変化なしには山形座 瀧波さんの再生はありえなかったのだと思います。部屋の中に旅館再生の記事があります。その中で、インタビュー当時57歳の大前さんがどのように変わっていったのかを知ることができます。

 

「間に合わせる為の料理」から「作る楽しさのある料理」へ

 

60代を目の前にむかえた職人が、自分よりもずっと年下の料理人の下について修行し、新しいものをつかんで帰ってくる。そして、新しい感動を与える。言うのは簡単ですが、そんな生易しいものではないと思います。

 

今日私の目の前で料理を作っていた大前さんは、本当にかっこよかった。立ち振る舞えや説明も自信がみなぎっていた。そして料理は本当においしかったです。

 

最後に

今回は私の誕生日に合わせて妻が予約をしてくれました。本当に感謝しています。ちょっとしたサプライズがあったり、ただ、もうちょっと改善できる点があったりと気になる点はありますが、しっかりとフィードバックをさせていただいた上で、是非また伺いとおもっています。

 

本当に今回は覚悟の強さを学びました。ビジネスでもなんでもそうですが、覚悟を決めた人間は強いと思います。うまく行かない人は覚悟ができなくて、右往左往している事がおおいのではないでしょうか。

 

私自信もチャレンジしている事ありますが、一緒に成長していけるように頑張りたいとおもいました。

 

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山形座 瀧波さんの夜食の塩にぎり

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料理長 大前さん