レバレッジリーディング 本田直之
コンビニでバイトをして、時給1000円。10万円稼ぐには、100時間働けばいいわけですが、 これは、正しいでしょうか。
事実として、正しいです。
ただ、投資という観点から考えると正しくないと思います。投資で物事を考える場合には、投資した金額に対して、リターンをどれだけにできるかが重要です。今1000円の価値のものが、将来的に1万円になれば、それは投資が成功したということです。
そして、成果を最大化するには、どれだけレバレッジ(てこの原理)をかけることができるかが重要です。
目次:
本を読むという事
「レバレッジリーディング」を勧められるまで(20代前半まで)、まともに本を読む習慣がありませんでした。本当に今考えると恥ずかしいレベルですが、当時はそれが当たり前の状況でした。本当にもったいない事をしてしまったなあとしみじみと思います。
最近では、電子書籍なども多く、出版という敷居は低くなっているようですが、それでも一般的に本を出版するという事は、その道で普通以上の成果を上げた人たちが、その成果や学びをまとめたものが出版物であります。つまり、本を読むという頃は、その道で成功した人が、自分の成功体験をまとめたものを1500円前後で教えてもらえるという事です。
また、本を読んでいるという事自体が、その人の評価や周りからの見方を変えるという効果もあります。これは本だけに限らずですが、自己投資をして勉強しているということは、良いイメージを持たれる可能性は高いです。(悪いイメージは基本ありません)
本を自己投資と考える
「レバレッジリーディング」は、投資として本を読むという視点が書かれており、本田直之さん直伝の具体的な方法も書かれています。興味ある方は是非手に取って読んでみていただければと思いますが、エッセンスは、投資という観点です。
「本の投資は、せいぜい1000円前後が主であるが、100倍の利益として帰ってくる」というものでした。
「100倍は大げさな」と思いましたが、実際にはそんなことはありませんでした。
以下、私なりの解釈を書かせていただきます。
本代1500円(ビジネス書など)+読書する時間(2時間)くらい、バイトして時給1000円で考えても、3500円ぐらいが本を一冊読む為の投資に必要な費用ではないでしょうか。つまり、3500円分のリターンを出す事ができれば、それは良い読書になると思います。
では、リターンはどうやって考える事ができるのか。会社に勤めている方であれば、本を読んでその学びをアウトプットしたことにより、会社で評価され、給料が上がることがリターンになるのではないでしょうか。
例えば、年収が30万円上がったとしましょう。 例えばあなたが、30歳であれば、後30年は働きますよね。そうすると、この30万は、900万の価値に代わります。(複利など色々考え方もありますが、今回はシンプルに考えたいと思います。)
もし、これという本を100冊(古本もいれると、平均1000円くらいでは十分かえるのではないでしょうか)10万くらいで購入して、しっかりインプット、アウトプットを行い、年収30万上がったとすれば、結果として90倍の投資価値があったということになります。
わたくしRの投資結果
「レバレッジリーディング」を読んだのは2008年、つまり、11年ほど前です。(この記事は2019年2月に書いております。)その当時の年収のまま今まで来たケースと実際の年収の積み上げを比較すると、4000万以上の開きがあります。本代は100万は少なくても使っていると思いますが、この11年だけでも、40倍のリターンがあったと言えます。今後のリターンも考えると、最終的には100倍になるのではないでしょうか。
ちなみに、本を読み始めて変わった事は以下の通りです。
- 自分の発言に自信と重みがでた。
- 本を読んで色々勉強している点を人から評価されるようになった。
- 仕事の効率があがった。
- 人に知識やテクニックを教えてあげられるようになった。
- 本を紹介してあげられるようになった。
などなどです。
また、レバレッジリーディングでは主にビジネス書をメインに書かれていますが、歴史小説など、仕事に役に立つ本はたくさんあると思います。最近では、漫画やアニメも色々な点で役に立ったりすることたくさんあると思っています。
もう古い本なので、古本とかも安く買えると思います。読書週間無い方は、私のように、良いきっかけになればと思います。
- 作者: 本田直之
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2006/12/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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