自分を変える習慣力 三浦将
はずかしながら、私は3日坊主で終わることが多いです。ダイエットの話も10年以上しています。さすがに友人も聞き飽きて、「またRがいっているよ!」的な感じです。
挙句の果てに、最近は絶対超えてはいけない壁を越えてしまいました。
まあ、私の健康はいいとして、習慣化はとても難しいと思っていました。ただ、今3つの事を約2か月近く(この記事は2019年2月に書いていますが、昨年の12月から)続けている習慣ががあります。
そのきっかけをくれたのが、「自分を変える習慣力 三浦将」という本でした。
目次:
そうして習慣化が重要なのか
以下の記事に名言から学んだ習慣の重要性をまとめていますが、習慣とは、それが当たり前の状態にすることなんだと思います。
当たりまえの状態を持つということは、良い事も、悪い事も当たり前の状態に導かれるということなのだと思います。
良い習慣をたくさん持つことができれば、良い自分になれるはずです。
成果ではなく定着
この考え方が、私がこの本から得た一番大きな学びです。他にもたくさん良い事が書いていますし、たぶん、読む人の状態によって大切な事は変わっていくと思います。
多くの本などに書いている事。それは、3週間続ける事です。そして、この本にも、3か月続けばほぼ習慣になると書いてます。
習慣化の最初のフェイズで大事なことは、「成果を上げること」ではなく、「定着させること」です。
これは、本当に大事なことです。初期の目的を、定着させることに絞りこんで、成果を上げる事にはまったく期待しない、というスタンスが正解です。
私の続いている習慣の一つは、「筋トレ」です。
いままであれば、成果を出す為に、比較的キツイ目標を設定していました。ただ、今回は、1セット12回を最低やらないといけないというとても緩い内容にしました。結果続いています。そして、出来るときには30、40回と回数を上げます。例えば腕立て伏せですが、最初は12回しっかりやるだけでもしんどかったのが、今では、30-40回は比較的簡単にできるようになってきました。
もちろん、疲れて帰ってくる日もありますし、飲み会後の日もあります。そんな時も、習慣として最低の12回だけであれば、どうにかやろうと思えてきますし、実際にやっています。
成果ではなく、定着から始める習慣。みなさんも是非参考にされてはいかがでしょうか。
本は最後までよまなくていいんです!
なんとなく、買った本はすべて最初から最後まで読まないといけないっておもっていませんか? 実は、週末の新幹線の中で、改めてこの事を強く思いました。
その本を読む目的は何なのか?
たぶん、何かのきっかけやご縁でその本を手にしたんだと思います。私もそうです。ベストセラーで有名な本です。
「よし、ちょうど新幹線の2時間の間に読破してしまおう!」
そう意気込んで読み始めました。ただ、どうも内容が頭に入ってきません。どうも、この著者の書き方と相性が良くないようです。言いたい事はなんとなく理解できるのですが、だらだらと説明が続く感じです。
「はよ、結論言えよ!」
という気持ちにどんどんなっていってしまいました。小説であれば、最初から結論は知りたくありません。ミステリー小説でいきなり回答はありえないですよね。ただ、ビジネス書的なものであれば話は別です。
そう、目的な楽しむ為ではなく、本の中にあるエッセンスやメッセージを把握して、自分なりに解釈する為でした。そう、本を読むことは目的ではなかったのです。
読書から、目的を果たす為のアクションに変更
目次をしっかり読む、そう、大抵のビジネス書は、実は結論は目次に書いています。その結論を説明する為の詳細が本の中に書かれています。その上で、説明の重要部分を拾うように読んでいく。そうすると、比較的容易に、しかもスピーディーに本読めてしまいます。必要あれば、その方法で2,3度読み返すとより理解度があがります。
ネットで総評しているサイトを確認したり、アマゾンの口コミでまとめて内容書いているものなどあるので、そこで目次+アルファの内容を入れた上で、内容を確認するように読み進めるのもありです。
そう、目的は楽しむことではなく、より効率的且つ効果的に本のエッセンスを吸収することです。
費用対効果を再度考える
レバレッジリーディングの記事にも書いたのですが、一番高いのは本代ではなく、人件費なんです。そう、あなたの時間です。
本代1500円(ビジネス書など)+読書する時間(2時間)くらい、バイトして時給1000円で考えても、3500円ぐらいが本を一冊読む為の投資に必要な費用ではないでしょうか。つまり、3500円分のリターンを出す事ができれば、それは良い読書になると思います。
だから、目的を果たす読書方法をするべきで、目的に合わない、自分には合わないと思った本は、その場で捨ててしまう事がベストなんです。株やFXなどの投資の世界でよく出てくる言葉ですが、違うと思った時にすぐにポジションをクローズする、損切することが、次の成功を引き寄せます。
レバレッジリーディング 本田直之
コンビニでバイトをして、時給1000円。10万円稼ぐには、100時間働けばいいわけですが、 これは、正しいでしょうか。
事実として、正しいです。
ただ、投資という観点から考えると正しくないと思います。投資で物事を考える場合には、投資した金額に対して、リターンをどれだけにできるかが重要です。今1000円の価値のものが、将来的に1万円になれば、それは投資が成功したということです。
そして、成果を最大化するには、どれだけレバレッジ(てこの原理)をかけることができるかが重要です。
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本を読むという事
「レバレッジリーディング」を勧められるまで(20代前半まで)、まともに本を読む習慣がありませんでした。本当に今考えると恥ずかしいレベルですが、当時はそれが当たり前の状況でした。本当にもったいない事をしてしまったなあとしみじみと思います。
最近では、電子書籍なども多く、出版という敷居は低くなっているようですが、それでも一般的に本を出版するという事は、その道で普通以上の成果を上げた人たちが、その成果や学びをまとめたものが出版物であります。つまり、本を読むという頃は、その道で成功した人が、自分の成功体験をまとめたものを1500円前後で教えてもらえるという事です。
また、本を読んでいるという事自体が、その人の評価や周りからの見方を変えるという効果もあります。これは本だけに限らずですが、自己投資をして勉強しているということは、良いイメージを持たれる可能性は高いです。(悪いイメージは基本ありません)
本を自己投資と考える
「レバレッジリーディング」は、投資として本を読むという視点が書かれており、本田直之さん直伝の具体的な方法も書かれています。興味ある方は是非手に取って読んでみていただければと思いますが、エッセンスは、投資という観点です。
「本の投資は、せいぜい1000円前後が主であるが、100倍の利益として帰ってくる」というものでした。
「100倍は大げさな」と思いましたが、実際にはそんなことはありませんでした。
以下、私なりの解釈を書かせていただきます。
本代1500円(ビジネス書など)+読書する時間(2時間)くらい、バイトして時給1000円で考えても、3500円ぐらいが本を一冊読む為の投資に必要な費用ではないでしょうか。つまり、3500円分のリターンを出す事ができれば、それは良い読書になると思います。
では、リターンはどうやって考える事ができるのか。会社に勤めている方であれば、本を読んでその学びをアウトプットしたことにより、会社で評価され、給料が上がることがリターンになるのではないでしょうか。
例えば、年収が30万円上がったとしましょう。 例えばあなたが、30歳であれば、後30年は働きますよね。そうすると、この30万は、900万の価値に代わります。(複利など色々考え方もありますが、今回はシンプルに考えたいと思います。)
もし、これという本を100冊(古本もいれると、平均1000円くらいでは十分かえるのではないでしょうか)10万くらいで購入して、しっかりインプット、アウトプットを行い、年収30万上がったとすれば、結果として90倍の投資価値があったということになります。
わたくしRの投資結果
「レバレッジリーディング」を読んだのは2008年、つまり、11年ほど前です。(この記事は2019年2月に書いております。)その当時の年収のまま今まで来たケースと実際の年収の積み上げを比較すると、4000万以上の開きがあります。本代は100万は少なくても使っていると思いますが、この11年だけでも、40倍のリターンがあったと言えます。今後のリターンも考えると、最終的には100倍になるのではないでしょうか。
ちなみに、本を読み始めて変わった事は以下の通りです。
- 自分の発言に自信と重みがでた。
- 本を読んで色々勉強している点を人から評価されるようになった。
- 仕事の効率があがった。
- 人に知識やテクニックを教えてあげられるようになった。
- 本を紹介してあげられるようになった。
などなどです。
また、レバレッジリーディングでは主にビジネス書をメインに書かれていますが、歴史小説など、仕事に役に立つ本はたくさんあると思います。最近では、漫画やアニメも色々な点で役に立ったりすることたくさんあると思っています。
もう古い本なので、古本とかも安く買えると思います。読書週間無い方は、私のように、良いきっかけになればと思います。
- 作者: 本田直之
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2006/12/01
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